GO-ROAD-JP PROJECT

スポーツバイク、主にロードバイク初心者さんから中級者さんを応援するためのブログです!

【ビギナー必見!】ディスクブレーキ?リムブレーキ?結局どっちがいいの?【前編】

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こんにちは、GO_ROAD_JPのGAMIです。

昨今のロードバイクには大きく分けて2種類のタイプがあります。

そう、リムブレーキタイプ or ディスクブレーキタイプ です。

どちらのシステムが優秀なのかの論争は今現在も絶えません。

そこで今回は私の独断と偏見で結局どちらが良いのかをリムブレーキが前編・ディスクブレーキが後編でざっくりとまとめてみました。

 

 

 

リムブレーキモデル

メリット

 

1.重量が軽い

 

リムブレーキの良いところは重量が軽いところです。

長年リムブレーキタイプが主流だったロードバイクはやはりリムブレーキモデルの軽量化が一番進んでいて作りやすいそうです。

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2020年のツールドフランスでは1位と2位を争ったポガチャル選手とログリッチ選手は両者ともリムブレーキモデルでした。

理由はおそらく、提供を受けている自転車のディスクブレーキモデルではUCIルール下限の6.8㎏に近づけることが難しいからと予想できます。

(選手の好みなどもあるかとは思いますが)

特にBIANCHIのOLTRE XR4のディスクブレーキモデルはそこそこ重量があるみたいですし・・・

※写真(Credits Team Jumbo-Visma)(J SPORTS 編集部 phototed by Yuzuru SUNADA) より

 

2.メンテナンスが容易

 

リムブレーキモデルの自転車はドライブトレインを含めかなり簡易的な作りになっています。

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そのためメンテナンスや洗車などは個人でやってしまう方も多いです。

ブレーキ周りは後編で紹介するディスクブレーキタイプと比較してかなりメンテナンスが容易なところが特徴です。

※サイクルスポーツ photo 小見哲彦氏 より

 

3.中古市場が安い

 

ディスクブレーキモデルが主流となりつつある今、以前だとかなりお高かったロードバイクが半額以下で買えちゃうことがかなり多いです!

ハイエンドなモデルにも30~50万円あれば乗り出せるほどに!

少ない予算でいい自転車に乗りたいのであればリムブレーキモデルの

中古品がおすすめです!

ただし、中古品はそれなりに知識がないと何かがあった時に対処ができませんのであらかじめ対応してくれるショップなどを探しておくか、YOUTUBEなどであらかじめ勉強しておきましょう!

 

 

 

デメリット

 

1.ディスクブレーキと比較してブレーキが利かない

 

人間の握力でワイヤーを引っ張り、その力でブレーキングをするリムブレーキタイプは

油圧の力でブレーキングするディスクブレーキタイプと比較してやはり効きが弱いです。(構造上当然ですが)

手がかじかむ冬場やロングライドで手がつかれてきたとき、長いダウンヒルなどではこの差はとてつもなく大きく感じます。

また、ホイールのリム面でブレーキングをするため表面が濡れていたりすると途端に止まりにくくなります。

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※www.cycle-gadget.com より

 

2.エンド剛性が低い

 

 リムブレーキタイプのロードバイクはクイックリリースという細い棒状のものでホイールを固定しています。

ディスクブレーキの12㎜シャフトスルーアクスルと比較するとどうしても固定力に劣り、エンド剛性も低くなりがちです。

コーナリング時やスプリント時にその違いを感じます。

 

3.カーボンホイールが気楽に使えない

 

ホイールのリム面を挟んでブレーキングをするリムブレーキではどうしてもブレーキング時にリムを摩擦で削ってしまいます。

アルミホイールであれば気になるほど削れることは少ないですが、これがカーボンホイールとなるとまた話が別です。

カーボンはアルミほど摩擦に強くはありません。

そのためブレーキングを重ねると、次第にリム面が減っていき最後には穴が開いて使えなくなるなんてことも。

また、長時間連続してブレーキをかけ続けていると熱を逃がしきれずにリムが破裂するみたいな実験データもあったりしますね。YOUTUBEで検索!

 

4.重心位置が高い

 

リムブレーキタイプは一部を除きフロントブレーキはフォークの上部、リアブレーキはシートステイの上部に位置しています。

これはロードバイクの中心位置より上部に位置していることになります。

中心より上部についているパーツが多かったり重かったりすると、どうしてもダンシングしたときに自転車を振りづらかったり走行中も足元が安定しない印象を抱きます。(ディスク比)

 

5.一部メーカーがリムブレーキモデルの生産をしないと宣言している

 

主にアメリカブランドになりますが、コストの面からエントリーグレードにはリムブレーキモデルを残すがハイエンドやミドルグレードでリムブレーキモデルを作らないと

宣言しているメーカーがここ数年で出てきました。

スペシャライズドやトレック、キャノンデールあたりですね)

世界的にも力を持ったメーカーがディスクブレーキモデルに舵をきったこともあって、今後他メーカーも追従することが予想されます。

 

以上がリムブレーキモデルのメリットとデメリットの紹介です。

 

後編ではディスクブレーキモデルのメリットとデメリット、まとめをお話しします。

ぜひ後編もご一緒にご覧ください!